今日も夕方から雨です。
  ニャンコは、こういう天気はお好みじゃないからね…

 さえない顔して、相変わらずのダラダラです。

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 銀ちゃんの顔なんか、「さえない」を通り越して怖い…
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 あんた達さ、家があるからそんなフヌケでいられるんだってこと、わかってるかい

 昨日話したノラのおかあさんはね、
    雨が降ろうと、雪が降ろうとチビさんたちを守っていたよ。

  そう、あの日も寒い日でした。

 今から何十年も昔の、ある冬の晩のことです。
  おばあちゃんの家に行き、夜遅くに帰ってきました。
 
 もう10時を回っていたと思います。
   駅からの道は、底冷えがするほどに寒くて…
     まだ小さかった妹は、駅からの道は抱っこされていたはずです。

 駅からの途中に、おかあさんに与えれていたダンボールハウスがあったので、
   気になって、親子4人で箱を覗き込みました。

 おかあさんは、1ヶ月半ほどのチビさんを6匹も抱きかかえて、
   すがるような眼で、あたしたちを見上げていました。
 そして、子どもたちからそっと離れ、あたしたちについてこようとしました。

 「ダメよ、おかあさんひとりで来ては…、チビさんたちはどうするの」
    と言い、あたしたちは、通り過ぎてしまったのです。

 今、考えたらチビ達を抱えて、連れ帰ればよかったと思うのだけど、
   なぜか、その時にはそうはしなかったのです。

 そして、一時間ほどして、玄関の鉄の扉が「トントン、トントン」と鳴りました。

 おかあさんは、いつもうちに来る時にはこうして扉をたたくのです。
   だから、いつもうちの玄関の扉には、ちいさな梅のお花が咲いていました。
 
  「おかあさんだ…、チビ達をおいて来ちゃったのね」と
   言いながら 扉を開けました。 

 すると、そこにはチビ達を連れたおかあさんが、
   「これで、一晩おねがいできますか?」と言うように、
        あたしを見上げていたのです。

 チビ達6匹の兄妹は、おかあさんに連れられて
     100メートルほどの離れている隣の棟の
        2階に住むあたしの家にたどり着いたのです。

 一番大きな子は、頑張ってひとりで階段を上り、
     一番のチビさんはまだまだ階段の下の方で、
   お母さんを呼びながら、頑張って背伸びをして階段を上がろうとしていました。

 その光景を見た時、驚いたというより、
    心が揺さぶられ、立っていられなくなってしまいました。

   
 おかあさんは、子供たちに暖かい寝床を与えたくて、
   そのことを、箱から出てあたしたちに伝えようとしたけれど、
     うまく伝わらず、必死に考えたのだと思います。
  

  小学校に入ったばかりのあたしには、
     言葉も見つからず、ただただ涙が出てきました。 
      
    ごめんね、
   あたしはおかあさんの心の声を、聞いていなかったんだね。

  今でも、お母さんの心を察することができなかったことは
       申し訳ないことをしたと思っています。

   心を揺さぶられると、優しく温かい涙が出るのだということを
     あたしは彼女に教えてもらいました。

 後で気付いたのだけど、そこには鳥の骨が落ちていました。

 どういうことか、もうおわかりでしょ…?

 おかあさんは、どこからか見つけた鳥の骨で、子どもたちを引っ張ってきたのでしょう。


 今、思い出しても、涙が出てきます。
    今、思い出しても、おかあさんは、すごい猫だと思います。 

 はなさん、あなたのお母さんもきっと優しいねこだったと思うよ。
  一緒にいられなくても、あなたに幸せがやって来るようにって、
    おでこにハートのマークを付けてくれたんだと思うよ。 
    
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