寒いは、雨は降るはで…さえない週末でした。

 でもね、先週、ちょっと心があったかくなるようなお話がありました

ちょっと長いけど、書いてみますね。(写真はすべて、イメージですけど…

  実はひと月ほど前に、私のところにある学校の先生から
「生徒が猫を拾ってしまって…もらってもらえませんか?」というお話がありました。
  拾った生徒は飼えないらしくて、困っているとのことでした。

DSCF0223.jpg

 

 ちびっ子ニャンコは、それはそれは可愛らしい黒とら君です。(写真を見せてもらった)
もちろん、私のうちで引き取れれば二つ返事でOK!をお伝えしたいところですが、
 あいにく我が家も満員御礼!母は足が悪く、昔のようには世話もできません。

130928_185601.jpg

「またチビッコが来るって…仲間に入れてやりたいけどな…

 そんな我が家に来ても幸せになれるかどうか。
そして、私が引き取ってしまったら、拾った子自身が自分の行動に対する責任をどう取るのか?
 私が引き取ることで「なんとかなるものだ」と簡単に考えられても困るとも思いました。

NEC_0297.jpg

 
 最悪は私が引き取ることになるかも…、と思いつつも
まずはこの命を救う手立てを自分たちで考えることも、
 大切な学びであると思い、その旨を伝えました。

 これがひと月ほど前に起きたことです。
そして、そのちびっ子ニャンコは、ひとまず若い男性の担任の先生の家で過ごすことになりました。
 でも、これには実は大きな問題がありました。
 
 まず、その担任の先生の住まいは「ペット不可」で
彼自身アレルギーがあるとのこと、
 さらに最悪なことに…彼は大の猫嫌いだったのです


 小さいころに愛情をかけてもらえるか否かは、
その子の性格形成に大きな影響をもたらします。
 これは人間も動物も同じことです。

 にもかかわらず、彼は独身の社会人、その上ニャンコのことは何もわからない方…
チビニャンは毎日お留守番の上に、ごはんだって、トイレだって教えてもらえてないかも…
 まして「大の猫嫌い」となれば、抱っこも、話しかけることもないでしょう。
そう思うと私自身も心が痛み、チビニャンのためにも私なにか手を打たなくてはダメか…
 と思い始めていました。

130928_185632.jpg

「え…そんなんじゃかわいそうじゃん…オレが面倒見ようか

 そうだよね…心配だよね…

 そして、先週のことです。その先生から連絡があり、
「あの猫…生徒の中で飼ってくれるっていう子が出てきたので、先日引き渡ししたんです」
 と報告を受けました。ニャンコを既に飼っている生徒で家族で話し合って、引き取りを決めたそうです。

 環境もよさそうなお家で、よかった~私もホッとしましたよ


 でも、彼の顔に笑顔はありません。
私は聞きました。「よかったね~でも、嬉しそうじゃないけど…?」と尋ねてみると
 彼は言いました。

「うん…ホッとはしたんだけど、なんだか寂しくてさ…やっと仲良くなれてきたところだったんだ…

 お布団にも入ってきて、帰ると抱っこをせがむようになっててね…

だから、引き渡した数日後、夢に見ちゃって…」と

 ポツリポツリと心の内を話し始めました。


 「仲良しに?ニャンコのとの生活が楽しくなってたのね?」と私が問うと、

 彼は素直に「できれば一緒にいられたらな…なんて思ってる自分がいたよ。
     最後の夜は、懐に入れて二人で話してたよ。」
 
 とさびしそうに微笑んでいました。
 
 彼の話しによれば、
「ワンコとの生活は経験があったけれど、
ニャンコさんは小さいころから苦手で、
 ほぼ触ったことも、今回が初めてだったと思う」

 というくらい、ニャンコとの生活は縁がなかったのだそうです。
その彼がこんな自分の思いに気付くことができたことは、
 ちびっ子ニャンコの新お家が見つかったことと同じくらい私にとっては嬉しい事でした。

DSCF5493_convert_20130211154313.jpg

「よかったわ~抱っこしてもらって、美味しいご飯ももらえるのね

DSCF0160.jpg

「ハータンもね、こんな小さい時にここに来たのよ。これほど貧乏だったのは想定外だったけどさ~

NEC_3667.jpg

「もう10年の昔の話だけどね…


DSCF5867_convert_20130318121202.jpg


 そして、彼は最後にこんな一言を私にくれました。
 「いい経験をしたなと思ってるんだ。
    あなたが、すぐに引き受けてくれなくて、
      よかったよ。どうもありがとう。」
 
 
 彼自身がニャンコとの関わりもないまま、
ずっとニャンコがどんな生き物なのかも知らず、
「苦手」と思っていた自分に気づき、

 それだけでなくニャンコの魅力に魅せられてしまった自分に気付いたのです。
それは彼にとって新しい世界が開けたのではないかと思えました。
 ちびっ子ニャンコと彼はふたりの時間を、どんな風に過ごしていたんだろうな…

 いつの間にか、チビニャンは、彼の心の中に入りこんで、
      彼もそのチビニャンに慈しみを感じていたんだね。


DSCF6538_convert_20130613194328.jpg

「こうやって、みんなに甘えるんだぞ~幸せに暮らせよな~

 大の猫嫌いの彼と無邪気なちびっ子ニャンコ、

一人と一匹に起きたドラマは、彼を大きく変えたようです。

 「機会があったら、ネコと一緒に生活するのもいいかな…
      なんて思っちゃった」という一言がとてもうれしかったな。

 言葉も持たない小さな毛玉の、見えない心を彼は感じたんだね。

 人はやっぱり、優しい生き物なんだよね。

 それにしても、チビッコニャンコはすごい力を持ってるな~

 ま、チビニャンの可愛さには、人の心をとろけさせる不思議な魔力があるんだろうね。

 デカしたぞ!チビニャン君、君はニャンコの地位を高めたぞ~



 ね、なんだか心があったかくなってきませんか

 なんだか、大切なことを教わった気がしています。


 後日談…

 私は病院に連れて行き
病気がないかの検査をしておいてもらう必要があると、
 アドバイスをしておきました。
彼は休日に連れて行ってくれたそうですが、
 その時のチビニャンはキャリーの中で小さくうずくまり
オドオドして端に身を寄せて震えていたんだそうです。
 
 それを見た彼は、その晩、手袋と長袖を着こんでチビニャンを抱きしめて、話しかけていたそうです。
それは「ねばならぬ」感情ではなく、自分でも驚くほど自然な行動だったと、彼はふりかえっていました。

 最後は「半分くらい、自分が飼うつもりになってたんだけど…」って.

今は、毎晩女の子が抱っこされて寝ているらしいです。

 「よかったよね…」と、吹っ切るような一言が印象に残りました。

 ウヒヒ~これでネコ好きが一人増えたわ~


にほんブログ村 猫ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 猫ブログ MIX三毛猫へ
にほんブログ村

FC2 Blog Ranking


にほんブログ村 猫ブログ 元野良猫へ
にほんブログ村 


スポンサーサイト
Secret

TrackBackURL
→http://mamehanataroudiary.blog.fc2.com/tb.php/440-88f03562